EMDR療法は科学的に
効果が認められた治療法です
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)は、PTSDをはじめとする心的外傷に対する治療として、世界的に効果が証明されています。
ここでは、EMDRがどのような研究によって裏付けられているのかを、わかりやすくご紹介します。
高い効果が認められている治療法
| 機関 | 推奨レベル |
|---|---|
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APA(米国心理学会, 2017年) 出典:https://www.apa.org/topics/psychotherapy/emdr-therapy-ptsd |
条件付き推奨 |
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WHO(2013年ガイドライン) 出典:EMDR International Association WHO Apps |
第一選択肢と明記 |
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VA/DoD(2023年ガイドライン) 出典:1.ptsd.va.gov 2.ptsd.va.gov |
PTSD治療のベストプラクティス |
アメリカ心理学会(APA)
EMDRは「強く推奨されるPTSD治療法」に分類されています。(APA Clinical Practice Guideline,2017)
世界保健機関(WHO)
PTSDに対する第一選択肢としてEMDRを推奨しています。(2013年ストレスに特に関連する状態に関するWHOガイドラインガイドライン)
研究に裏付けられた効果
1.EMDRと他の療法との比較グラフ
PTSD症状 改善率比較(ITTベース)
改善率(%)
出典 Brady 2000(JAMA)Brady Bradley 2005(メタ分析,Table 5)(clinica.ispa.pt)
2.治療回数の平均は?
軽度〜中等度のPTSDでは、6〜12回程度のセッションで有効性が認められています(Shapiro,2018)
3.長期的な改善が期待できます
セラピー終了後も効果が持続するという報告が多く、再発率も比較的低いとされています。
Van der Kolk et al.(2007)の研究では、EMDRによる治療効果が治療終了後1年経っても持続しているケースが多く報告されています。
出典:Van der Kolk Study (2007)
4. 子ども・災害・虐待など幅広い症例に対応
EMDRは成人のPTSDだけでなく、幼少期の虐待やいじめ、DV、災害被災経験など、広範なトラウマ症状にも対応可能です。
Shapiro(2001)による理論と実証研究で、様々な年齢やトラウマ種別に対する効果が確認されています。
出典:Shapiro, F. (2001). Eye Movement Desensitization and Reprocessing (EMDR): Basic Principles,Protocols, and Procedures
5. 日本国内でも医療・教育分野で導入が進む
近年、日本でもEMDRは医療機関や教育現場で導入されており、保険外ながらも専門的なカウンセリングの現場で積極的に活用されています。
まとめ
EMDRは、国際的に認められたエビデンスに基づいた心理療法です。
PTSDだけでなく、複雑なトラウマ、パニック障害、悲嘆、虐待経験など、さまざまな苦痛の改善にも活用されています。
